マーケットの魔術師 − 米トップトレーダーが語る成功の秘訣という本で、アメリカの農家出身のトレーダーさんが、異常な利益を上げていたのですが、私は、とても不思議でした。

なぜって?農家の業務で、なぜ商品先物取引が必要なのか?と思ったからです。
そこで、商品先物の機能の中でも、ヘッジ機能について調べてみました。
どうして、そんなことまで知る必要があるのかっていうと・・・、他の相場参加者の状況を把握することで利益を上げようと思うからです(笑)。
先物取引でヘッジをしようとする業者は、だいたいは現物で利益を出そうとしています。
ということは、先物取引では往々にして、損失となることが多いのです。
ですから、ヘッジをする人について理解する必要があるのですね(^^)。
ヘッジ機能とは、農家などの生産者が、秋に出来上がる予定の数量をあらかじめ先物相場で高い価格がついたときに売っておくことです。
このように先物市場でうることによって、秋にとうもろこしなどの穀物が出来上がった時に高い値段で売ることができます。
秋は、どの農家でも作物が出来上がるので、作物の価格が下がるのです。
先物って便利ですね。
さらに、とうもろこしや大豆を加工して、飼料にしたり、油を作ったりしている会社も商品先物市場に参加してきます。
そのような会社は、さらに複雑な先物取引が必要になります。
普通なら、製品の価格(飼料や油)と、原材料(とうもろこしや大豆)は、平行に価格が動くので、だいたいはどちらかを売りヘッジすることで利ざやを確保します。
しかし、景気によっては、原材料が高く・製品が安いというスタグフレーションというこわ〜い状況になる時があります。
このようなときこそ、商品先物の知識が生きてくるときです。
どうするかというと、原材料を買いヘッジして、製品を売りヘッジすることで、その景気を乗り切るのです。
具体的には、とうもろこしを先物が安い時に先物市場で買っておき、製品である牛・鳥を先物市場が高い時に売っておきます。
そうすることで、異常気象で原材料が高くなっているときに、景気不振で牛肉が売れないなどのケースを乗り切ることができます。
すごい便利ですね〜。